24 May, 08

「Jungle 探検。」

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森の中に、忽然と姿を現す巨大な遺跡群。
「Palenque(パレンケ)」は世界文化遺産にも登録されたマヤ文明古典期後期を代表する遺跡である。

800年間もの長い月日を、だれにも見つかることなくジャングルの中で眠っていたが、18世紀にスペイン人宣教師によって発見され、世界にその名を知られる遺跡となった。
当初は飾り屋根や漆喰彫刻などがそのままの状態で残り、色鮮やかに彩色されていたようだが、その後に訪れたスペイン人調査団による略奪や失火により、その大部分を失ったらしい…。
それでも、現在残っている遺跡群は、非常に見ごたえのある素晴らしいものだ。各神殿がコンパクトなエリアにまとまって配置されているのも、訪れる私たちにとっては「見やすい」造りなのだと思う。熱帯雨林の湿気と暑さが1歩足を進める毎に体力を奪っていくけれど、「遺跡公園」のように整備された現在の敷地内には多くの巨木が大小様々な木陰を演出していて、その下で過ごす時間は、思いのほか気持ちが良かった。

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それでも、全ての建物を見終わる頃には、やっぱりきょうも身体は汗でベトベトに…。
出口の外で少年が売り歩いていた手造り風アイス(?)が、ベトベトの身体と乾いた喉に沁みてくるくらい、本当に美味しかったなぁ。味も大事だけど、「状況」が食べ物を美味しくするんだね。

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蚊に刺されて、かゆがっているM。

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