20 May, 08

「EZLN」

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宿の近くの小さな映画館で、EZLN(サパティスタ民族解放軍)に関するドキュメントフィルムを観てきた。

そして、こんなにセンセーショナルな「革命運動」がメキシコで起こっていた事をほとんど知らずに生活してきたことに、2人とも愕然としてしまった。
「1人の人間として生きる」という、私たちが当たり前のように享受している自由を得るために、命がけで立ち上がった人々の「闘いの日々」の映像を目の当たりにして、彼らの苦悩と苦痛が体中の毛穴から伝わってくるような気がした。
これまでの数日間、いくつかの村を訪れて、その感想を好き勝手に書いてきてしまったけれど、この映像を見た後では感じ方が変わってしまったところもある。
民族や文化もそうだけれど、それ以前に、「生きる」自由を勝ち取ろうとして、みな必死になって闘っていたのだ。その事を、改めて実感させられる映像体験であった。
ちなみにフィルムはスペイン語版の、英語字幕。もちろん2人は「英語字幕」の方を頼りにこのフィルムを観ていたんだけど、切替りが早くてついていくのが大変でした。難しい単語や表現も多かったから、全部は理解できていないと思うけれど…。それでも、臨場感のある映像から得られる「インパクト」が、言葉以上にその実情を伝えてくれたと思う。
そして、彼らの闘いは、私たちがこうして滞在している今もなお続いているんだよね…。

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