16 September, 10

「Dahab。」

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昼過ぎに、Dahab(ダハブ)に着いた。シナイ半島の東側、やはり紅海に面した海辺のリゾートタウンである。…ただ、昨日までいたHurghada(ハルガダ)と違うのは、こちらの方がよりリーズナブルな予算で滞在を楽しめる“Backpacker’s Paradise”だということ…。

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Sharm El Sheikh(シャルム・イッシェーフ)での乗継以降、同じバスに乗り合わせていた日本人パッカーの男性と一緒に、ちょうどバス停に客引きに来ていた目当ての宿からの“御迎え車”に乗り込んだ。向かうのは、日本人旅行者には有名なホテル「Seven Heaven 」。

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「町までの送迎とウェルカムドリンクは無料。その後部屋を確認してもらって、もし気に入らないようだったら周辺の他のホテルをあたってくれても大丈夫だよ。」…と、客引きのなにやら気前のいい自信ありげな申し出に、少しだけ疑いの目を向けてしまう2人。

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こういう旅を続けていると、美味しい話や優しい言葉に対して、常に警戒心を抱いてしまう。騙されるか、見破るか…。そんなやりとりの繰り返しこそが、貧乏旅行の醍醐味ともいえるのだろうが、長く続けているとやっぱり疲れます。面倒臭いし、こういうのって。

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でも、今回の言葉には別に裏はなかったらしい。到着したホテル自体も広くて小奇麗な佇まいをしていて、コンディションや設備によって様々な価格帯の部屋が用意されている。
エジプトに入国以来、特にAswan(アスワン)以降はこの国の暑さにやられて常に「エアコン付」の部屋を選んでいた2人だったが、ここでは3階の風通しの良い「ファン付、エアコン無し」の部屋を選ぶことにした。
理由は、風の良く通る双方向窓の存在と、その外側に広がる眺望に魅かれたからだが、さらにはレセプショニストがぼそりと発言したこんな言葉にもよるのである。
「夜、窓を全開にして寝ていても、蚊や虫は全くいないから安心して眠ってもらえるよ。もし蚊が1匹でもいたら、部屋の料金は無料でもいいくらいだよ。」
蚊がいない海辺の町…。その言葉が本当であれば、そんな天国のような場所(特にJにとって)がこの地球上に存在するなんて、本当に驚きである。最悪、この言葉に偽りがあったとしても、蚊がいた時点で部屋代が無料になるのであれば、それこそ悪い話ではない(笑)。とにかくこの部屋をねぐらとして、またしばらくは素敵な日々が遅れそうです。

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