七夕の朝。外は良く晴れ、バンガローのベッドで眠るJの熱もひとまず落ち着いてきたようだ。それでも昼過ぎまで様子をみてから、午後になってようやく汗だくの寝間着を着替えて顔を洗い、2人ゆっくりと散歩に出かけたのです。

今日は、ここ（Morombe）からこの先どうやって、更に200kmほど北の海辺にある町Morondava（ムルンダヴァ）へと抜けていくか、その辺を町で調査してみたのですが…。

Toliaraの白人ホテルオーナーから聞いていたような「Taxi Brousse路線」は誰の口からも出てこない。あるのは海をダウ船で行くという“海路”と、あとはAir Madagascarによる“空路”のみである。ダウ船に関してはMが過敏な拒絶反応を示しており、「あんな、何日掛かるか分からない帆船の上に閉じ込められたら、気持ち悪くなっても逃げ場が何処にもないじゃんよ～！」と、もっともな意見でその“みち（路）”を即、却下。
残った空路は移動時間40分で1人US$120ちょいという2人にとってはなかなかの高額商品だが、だからといってそれを諦めて昨日の道を引き返す…てのは、どう考えても「イヤ！！」としか言えない。それは2人同時に即刻、却下で。
…なので、多少悩みはしたものの、ここは思い切ってAir Madagascarの国内便とやらを体験してみようと言う事にしたのです。「七夕の日の贈り物」と思って（笑）。
出発予定は、明日7月8日の正午過ぎ。夕方にはMorondava（ムルンダヴァ）に着くはずで、そこで数日過ごしたとしても、上手くいけばWorld Cup決勝のある11日にはAntananarivo（タナ）に戻れるかもしれないなぁ。