07 April, 10

「Drive in Namibia。」

0407%20sesrium00.jpg


AM8:30。約束の時間よりも少し早目にレンタカー会社の事務所を訪れると、特に何の問題もなく手続きは全て無事に終了した。

0407%20sesrium01.jpg

洗車されたばかりの真っ白なToyotaカローラに乗込むと、まずは宿に寄って荷物を全て担ぎこみ、Jangに見送ってもらいながら、ゆっくりとWindhoekの街を出発。ここからいよいよ、全8日間のドライブ旅が始まるわけである。

0407%20sesrium02.jpg

初日の今日は、Jが運転席に座り、国道をひたすら南へと向かう。最初こそ舗装された走りやすい田舎道だが、2時間も行くと、進路を西に変えるあたりから今度は砂利のDirt Roadが待ち受けているのである。

0407%20sesrium03.jpg

こういった道を走る為に4WD車を借りられればイチバン安心ではあるのだけれど、やっぱり値段がどうにも高くて…。同乗者を募って4~5人で借りられれば割安になるところだが、今回2人は「2人だけ」での旅路なので、結局、オートマ限定免許のMも運転可能な小型車、“2WD のToyotaカローラ”となったのです。

0407%20sesrium04.jpg

Dirt Roadは最初の内はかなり走行時の振動が気になり、「こんなにガツガツしちゃってて、スピードなんて出していいのかなぁ…。」なんて思ったりもしたのですが、数分後にはその振動にも慣れ、気が付いたらいつの間にか70~80km/hなんて簡単に出てる。レンタカー会社の受付で「Dirtで80km/h以上出して走行中に起きた事故に関しては、補償は効きませんよ。」と言われていたけど、確かに慣れると80km/hなんてすぐに超えてしまいそうだし、そのスピードで砂地にタイヤをとられたりした場合、ちょっとしたドリフト感覚を簡単に味わってしまう事になるのである。(走ってみた実感によると。)

0407%20sesrium05.jpg

そんな砂利道での走行に神経を使っていたら気持ちや身体の疲れもたまるもので、今日の目的地まであと半分という距離まで走ったあたりで、ふと目に入ったキャンプサイトへ「お茶」をするため立ち寄ることに。

0407%20sesrium06.jpg

そこで美味しいコーヒーを飲みながら、思いのほかゆっくりと話し込んでしまったのが最初の写真にMと一緒に写っているおじさん。このキャンプサイトのオーナーですが、お客さんもそれ程多くなさそうなこの場所にあって、たまに話し相手を見つけては大いに語っているんじゃないかなぁ…という感じ(笑)。それでもナミビアの動物たちや民族についての話はとても興味深く、オジサンの温かい人柄も伝わってきて、とても良い時間を過ごすことができたのでした。

0407%20sesrium07.jpg

休憩を終えると、そこからは再び対向車もほとんどないような荒野のDirt Roadを、補償対象内の80km/hでひたすら西の砂漠を目指して走り続ける。

0407%20sesrium08.jpg

今日の最終目的地である“セスリム”は、ナミブ砂漠最大の見所であるSossusvleiへの玄関口となる町。国立公園内にあるキャンプサイトへの入場口は日没とともに閉まるようなのだが、途中の“お茶”で時間を使いすぎたためか、夕陽が沈みそうな時間になっても、まだまだ目的地は見えてきそうもない…。

0407%20sesrium09.jpg

やばいなぁ、でも、まぁ着いてみればなんとかなるか…。急がなきゃいけない状況とは裏腹に、美しく迫ってくる夕暮れ時のNamibiaの風景を前に、何度も車を停車させては写真を撮り続ける2人なのであった…。

コメントを投稿





コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。