01 February, 10

「2nd Day。」

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朝起きると、テントの外の世界はどんよりとした灰色の雲に覆われていた。
それに、今しがた降りだした小雨がテントにあたってパラパラという音を立てている…。

そんな状況でどうにも寝袋から出られずにいた2人をテントから引っ張り出したのは、朝一番でキャンプサイトを訪問してくれた職場のマネージャーの息子Simonであった。
どうしているか確認がてら遊びにきてくれたらしく、30分ほど無駄話をした後、あっさりと町へ帰って行きましたが。この時点で、10時を少し廻ったくらい。とりあえずコーヒーを飲みながら明るくなり始めた空を眺め、重い腰をあげて遅めの朝食兼昼食(ブランチ)を作り始める2人。

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今日の朝、なかなか起きられなかったのには天気以外にも理由があって、実は昨日の夜、外に置いたゴミを漁りに来たポッサム(大きなリス見たいな動物)のガサゴソ音がウルサクって、なかなか寝付けなかったのである。最初は何がゴミを漁っているのか分からなかったから恐る恐る外に出てみると、彼らが闇夜に身をひそめていたわけで…。

ゴミを遠くの方に片付け、ようやくその音からも解放されたかと思ったら、今度は突然の強風にテント自体がガサゴソ、ガサゴソ…。ポッサムの前には一時雷も鳴ってたりしたし、大自然の鳴らす色々な音に、一晩中悩まされ続けていた感じだったのである。コンクリートの壁の内側に寝ていたら気付かないような様々な音が、自然の中には存在ているわけです。雷の音、風の音、それに、様々な夜行性動物たちの鳴き声など、など。

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そんなわけで、昼前にM特製の美味しいカルボナーラで十分に腹を膨らますと、失った時間を取り戻そうと、早速、昨日よりも長距離の散歩というか、トレックに出かけたのです。

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道のりは、常に海を横目に見ながら。だけどこの辺りの景色は数百メートル毎に様々な顔を見せてくれるので、ずっとこんな砂浜ばかりなわけでもありません。

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時にはこんな、巨大な岩の立ち並ぶ中を越えていったり。この岩の赤い色味が、Bay of Firesというこの土地の名の由来だろうか…。

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そうして、2時間ほども歩いた末に、素晴らしい眺めのBeachに辿りついたのです…。

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