05 December, 09

「Kiki’s Delivery Service。」

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少し眠気を感じ始めた頃、あっという間に目的地の“Ross”へと到着した。
ここは、映画「魔女の宅急便」のグーチョキパン店のモデルになったと言われるパン屋さんがある事で有名な町(日本人にとっては…)である。

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実際にはRossという町そのものが、歴史的建物と素晴らしい自然に囲まれた、とても魅力的な町なのですが…2人がそれに気が付いたのは、ここに来て土地を見てからのことなのです。最初の動機は、あくまで「魔女の宅急便」ですから(笑)。

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さて、問題のパン屋の造りは“うりふたつ”と言えるほでもないのだけれど、どこかにその面影を感じさせる気配がある…という感じ。さらにここはパン屋であると同時に宿泊施設にもなっていて、屋根裏部屋を「Kiki’s Room」と名づけて、客室に仕立てているのです。

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2人は今日の宿泊先としてそのお部屋(1泊2人で100豪ドル)を予約していて、それこそが今回のRoss訪問の一大イベントとなってもいるという…。そんなわけで、とにかく受付を済ませてしまうと、おかみ(風)に連れられて店の裏側へと回っていくことに。

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花に囲まれた裏庭を抜け、遂に足を踏み入れた「Kiki’s Room」は、何度も映画で観たそれよりもいくぶんコンパクトな作りをしていて、内部は比較的新しい感じである。この部屋がいつ出来たのかは知らないけれど、昔からあったというわけではなさそう。訪れる日本人観光客の要望に応えるために、わざわざ作った空間なのだろう。

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とはいえ、宮崎駿映画が好きな人にとって、ここにはやっぱり心ときめく何かがあり、そんな部屋の中でお茶とお菓子を楽しんでいると楽しい気持ちになってくるものなのです。良く晴れた昼間だけれど妙にゆっくり部屋の中でくつろいだ後に昼寝までしてから、ようやく町の散策へと出掛けることにした。まぁ、日がとっても長いですから、こっちは…。

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そういえば、今日はこちらのバイカーにとって何か特別なTouring Eventの日であったらしい。2人が到着した頃などは数百台のバイクに小さな街が占領されていて、町全体が何だかモノスゴイ雰囲気になっていたのですが…。部屋で休憩した後に改めて外に出てみると、さっきまでの喧噪がウソだったかのような静かな田舎町に戻っていたのでした。

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因みに、この町は実際“村”と言った方がピンと来るぐらいに小さな規模の“町”ですから、「魔女~」に出て来るような大きな都会とは比べようもない田舎なのです。あくまでも店だけが映画の“モデル候補“なわけで。

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ただ、町で唯一のメイン道路の両脇には本当に魅力的な石造りや木造のかわいらしい家々が並んでいて、それこそイギリスの田舎を思わせる雰囲気がある。歩道沿いに植えられた大きな木々の緑が、そんな家々をすっぽりと覆い隠している感じも良いです。

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あの角にあるアンティークショップ、ちょっと気になる感じが…。こんな田舎町まできても、物欲だけはいっこうに衰えない2人なのでした…。

コメント

こんにちは、skyです。
たびたび、お邪魔しています。ww
魔女の宅急便は、スウェーデンの町(?)だと思っていたけど、そこだけじゃなかったんですか。
でも、ジブリ作品で一番好きな映画なので、羨ましいです。

犬、憎たらしいほど、不細工かわいいですね。笑

よい旅を!

skyさんへ。
Blogを楽しんでいただいて、本当にありがとうございます。
オーストラリアにはジブリ作品ゆかりの場所が多く、なかなか興味深いです(笑)。
どこまでが本当なのかは、まぁわかりませんが…。
犬、かわいかったです(笑)。

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