仕事を終えて宿に帰宅すると、Mはオランダ人のDanisと一緒にスーパーへと出かけた。

今日は、先日食べさせてもらった“アップルパイ”の作り方を教えてもらう事になっていて、スーパーへはその材料を買い揃えるために出掛けたのだ。
その間、J他の用事があってポストオフィスに行っていたのだが、宿に戻ると早くも「お菓子教室」はスタートしていた。
まずは生地を捏ねるところから始まり、実際に手を動かしながらもDanis家秘伝のアップルパイ・レシピがMのメモノートに書き記されていく。

作業は順調に進んでき、カタチが出来あがった所でオーブンの中へといざ、投入です。
焼き上がりまでは、約1時間。この時点で、既にとっても良い香りが部屋中に広がってきている。見た目もなかなか美味しそうだし。Mはどうにも待ちきれない心境らしくて、オーブンの小窓から中を覗いてはその出来具合を何度も確認していました。

そうして、遂に焼き上がったキレイな仕上がりのパイが、オーブンの中から取り出された。
ここであらかじめ熱しておいたアプリコットジャムを表面に塗り、温度が落ち着くまでしばらく待機。Danisはここでパイを数分間だけ冷蔵庫に入れていたけれど、多分暖かいままの状態でも美味しかったんじゃないかなと、思います。

まぁとにかく、今回は教えてもらっているわけですから（笑）。
そんなこんなで、完成したのがこの作品というわけで…。Danisいわく、前回のものより出来はよいとのこと。砂糖の分量などが、今回は非常にうまくいったみたいですね。
居合わせた宿のみんなにも1切れづつ切り分けてあげて、その場で早速試食することに。
…うまい！！このケーキ、実際ほんとに美味しいんです。中に入れられたレーズンも良く効いている。横にアイスとかホイップクリームを添えてもGOODじゃないでしょうか。