21 February, 09

「土曜日の午後。」

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土曜日の午後は、お決まりのように「Palermo」へと出かけてしまう。

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いつもと同じカフェの、いつもと同じ窓際の席に座り、コーヒーを飲みながらおしゃべりを楽しむ。2人にとって、このカフェもやはり“家”のような安らぎを感じられる空間なのである。店内には、常連風の客たちがあたかもそこに何時間もいるような雰囲気で座り込んでおり、それぞれ新聞を読んだり、何かの書類に目を通していたり、または連れと話しこんでいたり…。そんな客がそこそこいても、まだ十分に余裕を感じさせるスペースの取り方も、この“居心地”の秘訣かもしれない。
M曰く、「ここに来ると何だか、何かしら語りたくなる(笑)。」
Buenos Aires、Palermoという界隈にありながら、ゆっくりとした時間が流れる場所。
そんなお気に入りの場所で素敵な土曜日の午後を過ごし、夕方になった頃にようやく“夜の予定”の為に2人は移動を開始した。
その移動の途中、今日は今まで使った事の無かった地下鉄「A線」に初乗車。
この線はその他の路線とは異なり、開線当時のレトロな車両をそのまま使用して運行していて、駅構内やそこにある売店、照明などの設備機器に至るまで全てが当時のBuenos Airesの様子を思わせる。

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目の前のホームに滑り込んできたお待ちかねの車両に乗車すると、何だかディズニーランドみたいな雰囲気に思わず顔がほころんでしまった。「ちょっといい感じだねぇ。」

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そのまま終点のPlaza de Mayoまで乗っていると、みんなが降りてしまった後にはガランとした車両だけが残った。次の発車までの間、そのまま居残って内部の写真を撮る。
木のぬくもりが、とても良い。“木材”の年月による味の出方って、本当に素敵です。

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