23 August, 08

「It was not easy to get here , CASA KIWI。」

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何だかんだと思ったよりも時間がかかり、ようやくCasa Kiwiの部屋に落ち着いた時には、1時近くになっていた。
カルタヘナからここメデジンまでの道のりは、あまり順調なものではなかった。

まず、ケチがついたのはカルタヘナ出発間際という時点でのこと。
Jがバッグに入れていたメガネ(伊達)が、どこで落としたのか失くなってしまっていたのだ。せっかく日本からもってきたのに…。ここでまず、ちょっとだけ凹むことに。
その後、宿からバスターミナルまでの路線バスは上手い具合につかまって、時間通りのPM9:30にMedellinに向けて出発したのだ。
しかし、このバスの空調というか、冷房の強烈さったら、もうほんと、半端なかった。
一応、車内が寒い時ってけっこうあるから、いつも上着やブランケットを持って乗車している。それらを総動員して寒気をガードしようとするんだけど、やつらの方の勢いがあまりにもスゴイため、こちらの守備なんてまさに“焼け石に水”な状態。朝方日差しが車内の温度を温めてくれるまでは、ガチガチ・ブルブルと震えながら必死に眠りに就くという、まるで修行のようなバス移動となってしまったのである。
到着時刻も、予定のAM9:30を大幅にオーバーして、昼近くになったAM11:30頃。

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それでも何とか無事Medellinについたし、ここからはカルタヘナの宿で紹介してもらった宿「Palm Tree Hostal」へとTaxiに乗って移動するのみだ。
…しかし、今度はこのTaxiの運ちゃんが、どうにも厄介な“くせ者”だった!?
Palm Tree Hostalの住所を見せて「OK」ということになり、移動を開始したくせに、途中で何故かそこじゃない別のホテルをやたらと強引に薦め始めた。
それでも「リザベーションがあるから。」とウソをついてなんとかそのHostalまで行ってもらい、Jだけ先におりて宿の空き状況を受付で確認。
ドミなら2人分ベッドが空いているって事だったので、Mを呼びにTaxiへ戻ったのだが、
戻ってみるとMがなにやら、
「ここってあんまり安全な地域じゃないらしいよ。Taxiの運転手さんが今、言ってた。別のところにもっと安くて安全な宿があるから、そっちにしたらって話なんだけど…。」
という具合に話を進めていたので、そうかそうかということで、さらにTaxiに乗り続けてそちらの宿まで行くことに。
実際、その宿の名もカルタヘナで確認してたから、宿自体に対してはそれ程心配はしてなかったんだけど、走りだしてみるとこれが思ったよりも大分バスターミナル(北)から遠いようす。地理感がまだないだけに、住所を見てもどこがどこだかさっぱり分からないし。
US$2くらいで考えていたTaxi運賃(メーター)が、見る見る上がっていくのを見て、2人とも徐々にヒヤヒヤし始めた。でも、ここまできたらさっきの宿に戻るわけにもいかない。腹をきめて、一刻も早く到着することを祈るのみです。
そして、ようやく到着した時には、メーターは15000ペソ(US$8前後)をまわっていた!?
渋々支払おうと財布の中から20000ペソ札を取り出し、それをそのままドライバーの手元に。しかし、ドライバーは「これじゃ足りない。」というようなことをスペイン語でまくし立ててくるのだ!?何?足りない??
良く見ると、これが確かに足りない。20000ペソだと思って渡した紙幣が、実は2000ペソ札だったようなのだ。
「そんなハズはないよ、ぜったい20000ペソ札渡した気がする。運転手の手に渡った後から、何故かそれが2000ペソになったような気がする!!」(M談)
とはいえ、こちらにも確証はない。ただ問題なのは、それに代わるコロンビアマネーをこの時点で携帯していなかったってこと。
財布を探ったりああだこうだしている2人をみて運ちゃんが時計を指さしながら「Time is Money」的なことを言い始めてしまった。
どうするか、近くにATMらしきものは見当たらないし…。
ドルで払うしかないか…。そういってJがUS$20札を運ちゃんにわたすと、
ここで再び先ほどと同じ 「これじゃ足りない。」 発言が。
は!?十分でしょ、逆におつり貰わなきゃ合わないよ、これは。
すると運ちゃん、
「今の待ち時間の料金がプラス20000ペソ必要だ。併せると35000ペソ分だからな。」
待ち時間料金20000ペソ!?そんなのどこの国でも聞いたことない!
しかも、それをプラスしたって20ドルで足りてるじゃないか。
(事前にインターネットで調べたところでは、この時点でUS$1=1880ペソだった。)
「ここじゃドルはそんな価値はないよ。この20ドルじゃ待ち時間代だけだな。」
ドルの価値についてはちょっと良く分からないけど、
ペソの持ち合わせを作っておかなかったのも確かにこちらが悪いけど、
(これも真偽の程は不明であるが…。)
だからって、今ので“待ち時間代”請求してくるような運ちゃんの言うことなんて、何を聞いても全然納得できなくなってしまったのだ。
「おかしい!!」
最後にはただそう叫びながらも、さっき渡した20ドル札を握り締める運ちゃんを睨みつけたまま、ドアを閉めて2人でその場を離れてしまった。
20ドルも支払いたくはなかったけど、それ以外の金の持ち合わせもなかったし…。

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そんな風にして泊ることになったニュージーランド人経営の宿「Casa Kiwi」。
ロンプラなどのガイドブックにも載っているこの宿は、いきさつとは裏腹に、なかなか過ごしやすそうないい宿です。
気分をとりなおして、ここを起点にMedellin Lifeを満喫するぞ!!

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