04 August, 08

「Coast Line。」

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熱帯雨林を通り抜けてきたバスがカリブ海側のCoast Lineに到達した頃には、涼しかった高原のさらりとした空気も、体に絡みつくような、真夏のネットリとした空気に変わっていた。時刻は、もうすぐ夕方の4時になろうとしている。

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朝、今日も一日をグウタラと過ごそうと思っていた“首都San Jose”の街を急遽出発することに決めたのは、やっぱりこんなところで無為に時間を過ごしたくなかったから。
地図の上に並ぶ見知らぬ地名をあれやこれやと物色した結果、コスタリカの自然を味わう為に2人が次の目的地に決めたのは、やっぱり海にほど近い小さな村だった。
熱帯雨林のジャングルもスゴイけれど、やっぱり僕ら、海が好きなんだよね…。
村の名前は、「Puerto Viejo Talamanca」という。
近くにはカウイータ国立公園という、美しいビーチと熱帯雨林のジャングルが魅力の自然公園があり、欧米各国から訪れる旅行者も多い場所である。

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ここにはその名のまんまの“Cahuita(カウイータ)”という村もあるのだが、2人が選んだのは、そこよりもよりビーチリゾート的な要素が強い、プエルト・ビエホの方だった。
夕日が海を照らし始める中、バスはビーチ沿いの繁華なストリートの一画で停車した。
周りには海の近く独特の、ゆるいというか、けだるいというか、レゲエのリズムが良く似合うゆったりとした雰囲気のレストランやカフェが立ち並んでいる。そして、やはり訪れるバックパッカーが多いだけに、ホテルや安宿の看板も数多く見受けられる。
これまでもこの旅の中で様々な海辺の町に立ち寄ってきたが、この最初の“宿選び”こそがその滞在中の町(村)の印象をかなりの部分で決めてしまうということを痛感してきた。
最初こそ、慎重であるべし…。
この鉄則を忠実に守るべく、重たい荷物を背負いながらも2人はあっちこっちへと片っ端から宿を当たり始めた。
そのうちに、このあたりの宿の大体の宿泊費の目安がついたのと、もう1つ、さすがバカンスシーズンなだけに、かなりの宿が満室になっているということが分かってきた。
これは、早めに勝負を決めないと、さらなるバスが運んでくる客にイイ部屋をかすめ取られてしまう可能性もあるな…。
そんな事を考え始めたとき、とある“満室御礼”のキレイ目なホテルで、耳寄りな情報を仕入れることが出来たのだ。どうも、ここ最近新しくOPENしたHostelが近くにあって、そこがもしかしたら空いているかもしれないらしい。
これは、急いで行ってみるっきゃない!
そのころにはネットリジメジメ空気とドッシリ荷物のせいで汗グダグダになってた2人は、それでもかなりの急ぎ脚でそのホステルへとラストスパートをかけた。
そして、遂に見つけたそのBRAND NEW HOSTELは、想像していたよりも遥かに清潔でオシャレな、北欧あたりの新築ホステルの様な佇まいの建物だったのだ。
ここはイイ。いや、ここじゃなきゃイヤだ!!?
そんな、気持は既にほぼ固まった状態で空室状況を尋ねてみたところ、
「…I’m sorry. 申し訳ないけど、今日は満室なんだ…。」
え~~~っ!!?そんな~~~~~っ!!???
歩き疲れもあって、しばし駄々をこねる様にたちつくしてしまった2人を見て、見るからに人の良さそうなドイツ人風オーナーがしぶしぶ次の言葉をなげかけてくれたのです。
「今はドミのベッドが1つだけ空いているから、明日以降にまた来てくれるつもりなら、一応どんな部屋かだけでも状態を確認してみるかい…?」
なんと、1つだけベッドが空いているって!!?僕ら、そのベッド1つだけで十分なんです!!こんなキレイなHOSTELなら、是非泊まりたい、いや、泊らせてください!!!
素晴らしく整頓された新築同然のドミ部屋のベッドを確認しながら、そこのところを強くアピールし続けた結果、何とか1つのベッドに2人寝るってことで、宿泊をOKしてもらうことができたのです。(料金は、1.5人分で。)
その後シャワーやトイレを確認したが、ほんとにキレイで、湯量も豊富。こんなに設備がしっかり整った部屋は、村岡さんのHotelを除いたら、それこそSan Jose(アメリカの)以来じゃないだろうか!?
なんか、これは素晴らしく落ち着けそうな雰囲気だなぁ。海辺で、こんなにも落ち着けそうな宿を見つけてしまったら…これは、思っていたより滞在期間が延びてしまうかも…。

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コメント

ついに、ももちゃんのコマーシャル(すし屋のやつ)を見ることが出来ました。時はこの前の日曜日のサッカーメキシコリーグ・サントス-ウナム戦直前のテレビアステカにて。ももちゃんの年齢さえ気にしなければ、非常に良いコマーシャルだと思います(おかげでその後のサッカーに全然集中できませんでした)。YOUTUBE にもアップされているみたいなので、見てください。

それでは。

無事コスタリカですね!!
ほっとしてますよ本当に。ニカラグア-コスタリカ間のバスはよかったですか?
それとも普通でしたか?

Tokuさん
こちらも、つい最近YouTubeにて確認しました。
かなりの出演度、そして“ミニ”姿に、改めて自分でもビックリ!?
でも、ちょっと嬉しい…。
出演料もついに出たみたいです。
タケさんから連絡ありました。
Tokuさん、取ってきていただけると…(笑)!?
(ウソです。)

田代さん。
色々、ご心配とご面倒をお掛けしました。
そして、本当にありがとうございました。
無事、コスタリカまで到着です。
今は海辺のPuerto Viejoというところで一休みしているところ。
期待していた“KingQuality”クラスのバスは、結果からいうと普通と一緒でした。というより、最初にのった1’stクラスの方がきれいだった!!
King Qualityクラスってのが本当にあったのかどうかさえ疑問な感じです。
まぁ、一応無事には着きましたが…。

かずみは今ニカラグアのグラナダにいるよ。
明日あたりコスタリカにいきます。
ちょっとうわさでコスタリカを出る証明書(バスチケットとか)がいるって
きいたけど提示もとめられた?

そうそうこのホテルなに??すごいね。
ちなみになんて名前のホテルで一人一泊いくらだった?
エルサルでエルソンテという海の村で
海モードに火がつきました。
コスタリカかパナマでもおよがねば。

質問ばかりでごめんね。よろしく。

かずみちゃんへ

中米を着々と南下してきているんだね。
うちらはサラッと通り過ぎてしまったけれど、
それでも海辺で寄ったPuerto Viejo(コスタリカ)とBoca del Toro(パナマ)はとても楽しかったです。
コスタリカ、特に入国時に証明書の提示なんかはなかったよ。国際バスだったけど…。
たぶん、大丈夫!!…なハズです。
それと、このPuerto Viejoの宿の情報、HPのアドレスを下に書いておくね。

http://pagalu.com/index.html

とにかく“新しい”から、設備は全てとてもキレイ。特にシャワーの湯量の多さは、感動的です。
料金は、確かドミでUS$8でした。
お勧めだよ。

お互い、これからも旅を楽しみましょう。
ではでは。

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