26 July, 08

「町のコロッケ屋さん。」

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PanajachelのHotel El Solで、ひと組の夫婦と再会した。

その鴨内夫妻とは、以前Xela近郊のLos Banosで風呂上がりに出会っていたんだけど、
今回、Hotel El Solで案内されたドミトリー部屋の先客が、何と偶然彼らだったのです。
驚きつつも、これまでの旅路や思い出話を聞かせてもらっていたら、San Pedro La Lagunaのストリートで“コロッケ屋台”をだしているカップルの話が。
実は、2人も以前、Xelaからの“課外授業”の際にTAKAさんからそのコロッケ屋さんを紹介されていて、顔だけは合わせたことがあったんだけど、今回San Pedro宿泊中にはいくら村中を探してもお店を見つけることが出来なかったのだ。
それもそのはず、今回聞いた話によると、どうやらコロッケを売っているのは週末金曜&土曜だけらしい。2人がいたのは火曜~木曜午前中までだから、まったく被ってなかったってこと。それにしても…やっぱりコロッケ食べてみたいなぁ…。
考えてみれば、今日は土曜日。お昼に店を出しているらしいから、それにめがけてボートに乗れば、上手くいけば食べられるかも!?
ボート代が1人Q25ってのがちょっと痛いけど、San Pedroからも今日の目的地ChiChicastenangoまでチキンバス(乗継あり)は出ているし、よし、これはもう、とりあえず食べにいっちゃうか!!
何だか、全ての旅程が食べ物によって決まってきているような…。
そんなことをちらっと頭の隅っこで考えながら、いや、それでいいんだと思い直して早速San Pedro行きを実行することに。
Cross Road Caféで思った以上に長居してしまったけれど、今からボートに乗れば12時過ぎには向こうに到着できるだろう。
今回もまたボートではしっかり後部座席を確保して、いざ、コロッケへと向けて出発した。
今日も天気は快晴で、船上からは3つの火山の姿がキレイに見えている。
強烈な日差しに首筋をジリジリと焼かれながら、ボートは再びのSan Pedroへと到着。
桟橋へと降り立つと、ほとんど走るようにして鴨内夫婦から聞いたコロッケ屋台の場所へと直行した。
そして、おそるおそるその場所に近づいてみると…あった、ありました!!
インパクトの強い2人の男女が、日傘の下で“何か”が入った籠を出している。
「こんにちは~。」
そういいながら近づいていくと、とっても素敵な笑顔をお2人もこちらに返してくれた。
「いらっしゃ~い。」
マユミさんとナオさんのそんな言葉が意味する通り、まだ売り切れずに残っていました!
ここのお店で食べられるのは、コロッケを特製サルサ&キャベツと共にパンに挟んだ“コロッケバーガー(スペイン語だと、Hamburguesa Vegetariano)”。
コロッケは、普通のとカレー味のと2種類あって、2人はそれぞれ別の味で注文することにした。大きさ的にもボリューム満点で、これでQ8/1個は安い!!
これに比べたらPanajachelで売ってた1皿Q15の屋台チキンは詐欺みたいなもんだね!?
味も、食べた瞬間に日本をグッと思い出させてくれる、何とも懐かしいTaste。
ソースが手に入り難いため、マユミさんが試行錯誤で完成させた特製サルサがかかっているのだけれど、これがまた良くコロッケとキャベツの千切りに合うんです。
美味しい!!おいしい!!

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2人が店のそばの日陰でそれぞれのバーガーを堪能している横でもコロッケバーガーは欧米人や地元の若者に売れ続け、2人が自分たちのそれを食べ終わる頃には店の全てのコロッケが売り切れてしまっていた。
ほんと、ギリギリのタイミングだったんだなぁ。
やっぱり、道筋を変更してまでSan Pedroに戻ってきてよかった。
売っているお2人もとっても気持のよい人たちで、お店を片づけた後には途中まで一緒に村を歩いて、最後に湖を見たいといった私たちにその道筋まで教えてくれた。

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旅先で出会う人々に、嫌な人ってほとんどいない、。
そんなことを改めて感じながら、その後も特にトラブルもなく、夕方には無事にChiChicastenango(チチカステナンゴ)へと到着したのでした。

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