13 June, 08

「マナティーに会いたい。」

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この島に到着した時、メイン通りに並ぶツアー会社の看板を見ていてビックリ。
どうやら、ここの海に潜ると、野生のマナティーに出会うことが出来るらしいのだ!?

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沖縄の美ら海水族館で出会って以来、特にMはマナティーの大ファン。ツアー料金はUS$40と2人にとっては少し高めだけど、これは絶対に体験したい!!っていうか、どうしてもマナティーに会いたい!!!
そんな思いがあって、数あるツアー会社の中から「EZ BOY」というツアー会社を選び、昨日のウチに予約を完了。遂に今日、そのツアーに参加してきたのです。
実はマナティーに会うためのツアーには2種類あって、1つはマナティーの保護観察区域の海を訪れて、そこでボートの上からマナティーを見るタイプ。このツアーでは確実にマナティーに会うことが出来るのだけれど、一緒に海に入ることは出来ない。
そして2つ目のツアーが、今回2人が参加したシュノーケリングツアーで、野生のマナティーがよく出没するスポットでシュノーケルをしながら、ガイドと一緒にマナティーを探すというもの。この場合、「確実にマナティーに会える」という保証はないけれど、もし出会えれば同じ海の中でマナティーと一緒に泳ぐことができるのだ。
「昨日のツアーではマナティーに出会えた」という情報を聞いて、2人はこちらのツアーに参加することを決意。ボートの上から見るだけじゃ、水族館と変わらないと思うしね。
でも、正直ほんとに出会うことができるのかは2人も不安で、Mなんかそれを思って昨日の夜はなかなか寝付けなかったくらい。全く、遠足前の小学生と変わらないです。
夜中に外を吹いていた強風が少し気になっていたんだけど、朝になってみると空はすっきりと晴れ渡っていた。これで、条件は整ったかな。
ツアーの出発はAM10:30。2人の他にノルウェー人カップルが参加し、ボートの上にはガイドを含めて計5人という編成。快晴の青空の下、透き通る海の水の上をボートは勢いよく動き出した。

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そして、30分ほど走りつづけ、最初にボートを停めたポイントが、2人のお目当ての「マナティー・ポイント」。高鳴る胸を押さえながら、ガイドのハリーの指示に従って4人は海の中へと入っていったのです。
先頭を泳ぐハリーが案内してくれる海の中を、参加者4人が遅れまいと必死に後をついていく。そして、数十メートルも泳いだかなというあたりで、そのハリーが何やらこちらに向かって手招きをしてきた!?その後水面に顔をだしたハリーから発された言葉は…
「マナティー!!」
みんな、興奮しながら急いでハリーに近づいていってみると、その向こう側で優雅に水中を泳いでいる「マナティー」の、なんともいえずカワイらしい姿が!!
4人みんなが感動していることが、雰囲気として伝わってくる。
こんなに早く「彼」に出会えるなんて…。このツアーに参加して、本当によかった。
その後、ゆったりとした優雅な泳ぎで海の彼方へ去っていくマナティーを見送り、その感動の余韻にひたっていると…別の方角から、また新たなマナティーが姿を現してくれた!!何だ、ここ。すごい…すご過ぎる!!
水中で見るマナティーの動きは本当に「優雅」で、巨大なずんぐりした外見からは想像できないくらい「しなやかな」もの。人魚に間違えた人がいたとしても、これなら不思議じゃないのかもしれない。そして、こちらの存在に気がついてもすぐにどこかへ逃げていったりはせず、ゆっくりと旋回するように周りを泳ぎ続けて、現れたときと同じようにゆっくりと彼方へと去っていくのだ。これって、何て素敵な時間なんだろう…。
結局、この1ダイブ(シュノーケリング)で合計で5頭のマナティーに出会うことができ、みんな大満足でボートの上へ。
その後も昼飯を挟みながら合計4箇所でシュノーケリングを楽しみ、それぞれの場所でサメやエイやマンタ・ウミガメなんかと出会うことに。サメもエイも、体に触らせてもらったりして、貴重な体験をすることができた。

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そして、そんな特別な動物たちだけじゃなく、普通の魚やサンゴの数も本当にすごい!
今まで、2人にとっては沖縄の海が1番素敵なシュノーケル・ポイントだったのだけれど、これは、もう、それ以上に素晴らしい体験になってしまいました。
キーカーカーも、その周りの海も、本当に素敵なところです。ここは「おススメ」ですよ!!

注)ここに来るなら、絶対水中カメラがあった方がいいです!持ってくればよかった…。

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