22 May, 08

「パンチャン」

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朝、宿でいつものように朝食を食べて、午前中の内にバスターミナルへ。
その場でAM11:20発の「Palenque(パレンケ)」行きバスのチケットを購入して、ようやく、10日ぶりの移動となった。

乗車時間は約5時間、辿り着いたジャングルの町パレンケは、標高も大分下がっただけあって、暑さの質がサンクリとは違っている。ネットリと体に絡み付いてくる空気感は、海辺の町で感じたそれに近い。潮だれる感じがない分だけ、まだこっちの方が過ごし易いかなとは思えるけれど。
到着早々、今日の宿を探す予定の「パンチャン」という場所まで、コレクティーボ(乗合いバス)に乗って行こうと2人は動き出したのだが、夕方になるとどうもコレクティーボは動いていないらしい。仕方なく、そこからタクシーでの移動となった。
「パンチャン」は、パレンケ遺跡がある自然保護地区の入口直前にある、ジャングルの中の集落のようなところ。世界中からのバックパッカーが集まってくる場所で、シチュエーションとしては、本当に「森の中」というか、「ジャングルの最中」という具合。そこに、たくさんのキャンプサイトやロッジ・レストランや売店なんかが密集しているのだ。
何と説明していいのか、とにかくかなり「独特」なところなのだが、これが「若者たちだけの場所」というわけでもなくて、欧米からは高齢の夫婦やグループなんかも訪れてきている。衛生面や蒸し暑さを考えれば、高齢の人たちには辛そうでもあるけど…。
とにかく、ここパレンケを訪れるほとんどの長期旅行者が、遺跡や周辺の見所を巡るのに、ここを起点にしているのです。

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2人が今回宿泊先に選んだのは、「Jungle Palace」というロッジ風の宿。写真の様に「一軒づつ」小屋を借りる形式になっていて、料金は100ペソ/1軒とかなりお安め。
ただ、その分造りは相当荒削りで、4方の壁が全て網戸になっているのだが、雨が降ったとしても、それ以上部屋を外と仕切るための「雨戸」らしきものすらない…。それでもやはり「値段の安さ」に魅力を感じて、とりあえず今日はここに荷物を降ろすことにしたのだ。それにしても…腹減ったな~。
朝、宿でトーストとハムエッグを食って以来、今(6時過ぎ)までクッキーしか口にしてないんだから、それも当たり前のことか。なので、部屋を一通り自分たちの色に染めてしまうと、どちらからともなく外へと出て、レストランへ向けて歩き出した。
そして、この集落のなかで最も大きく、繁盛している感がある一軒のレストランでテーブルに腰を下ろしたその時…なんと、背後からおなじみの林家・マミコちゃんの声が!
ここでもまたまた再会となりました。ルート一緒なんだから当たり前か。でも、向こうもそろそろ次への出発を考えていたらしいから、タイミング的にはギリギリだったかも。
そして、林家以外にも、やはりウチら2人と同時期に「アミーゴ」に宿泊していたカズミちゃん、ミチ君、ヒロシ君もその後ろから登場してきたのです!?
ミチ君・ヒロシ君にいたっては、2人とも自転車で世界を旅してる。それが、同タイミングで同じ場所に到着するってのも、本当にスゴイことだよね。
彼らから、このレストランでもう少し夜が更けてくると素晴らしいバンド演奏が聴けることを教えてもらい、夕食はもうちょい我慢することに。その後みんなで改めてレストランに集合して、再会の食事を囲んだ時には、本当に素敵なバンドの演奏と、大迫力の「ファイアーダンス」を堪能することができました。

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