19 November, 10

「Trekking(Choplung~Lukula)Day13。」

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カトマンドゥ行きのセスナ数機がLukula(ルクラ)の小さな空き地的空港に滑りこんできて、僕ら2人を置き去りにしたまま、再び空の彼方へと飛び去っていった…。

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空港の待合ロビーはどこもかしこも“荷物の山”だらけで、その荷物の数だけフライト待ちの先客がいるのかと思うと、先の見えない夜の登山道に迷い込んでしまった様な“不安”と“絶望感”に苛まれてしまった。そんな気分を少しでも晴らそうと、とりあえずHotelの食堂で腹を満たしてみる。微妙な味付けのPancake(J注文)とFried Noodle(M注文)だったが、食べてしまえばそれはそれなりに、満腹感が満足感を呼び、自然と楽観的な気持になってくるものである。
「待てっていうなら、とりあえず待つしかないかぁ。」と、当たり前の事に妙な納得をしながら、あとはその待ち時間が少しでも短くなることを静かに祈るのみ、という感じ。
他の日本人旅行者のみなさんから話を聞いてみると、「もう、一週間もこうして待ち続けているよ。日本行きの国際線の日程も迫っているし、一応、ヘリも予約いれてるけどね…。」…などという、ため息が出る様な状況を知らされる事も、しばしば。
ちなみにヘリはチャーターするのに1台US$3000掛かるとのことで、乗員数が5人だとすると、1人分はUS$600前後となるわけである。しかし、例えば日本人なら日本行きの国際線チケットが“おジャン”になってしまうと、正規料金で片道チケットを買い直すのに20万円以上の出費を覚悟しなければならないらしいから、「だったら、5万円くらい出してもヘリに乗りたい。」という旅行者はかなり多く、セスナが飛べない様な悪天候の中を、ヘリだけはひっきりなしに往復運航しているのである。それにしても、山の上の方はあれほど晴天続きだったのに、下はこんなにも濃い雲に覆われてしまっているとは…。

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年間で最も天候の良い「ハイシーズン」といわれる10~11月に、こんなに雲が出続けるのは非常に珍しい事態であるらしい。ガイドさんらも「何年もこの仕事をしているけれど、こんなにセスナが飛べないってのは今回が初めての経験だねぇ。」なんて話してる。
これもひとつの“異常気象”ってやつなんだろうか。仕方がないからLukulaの小さな町をブラブラと歩きまわり、感じのいいCaféで久しぶりにスイーツを楽しむ。“Chocolate Pastry”と“Honey Cake”を、暖かい紅茶と共に。1人250円で味わう、至福の“ぜいたく”です。

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