「Come back Home。」
Kathmandu(カトマンドゥ)に戻ってきた。最後は何だかあっけないくらい簡単に全てがトントンと進んでいって、どこからともなく目の前(ルクラ空港)に現れた“Sita Air(セスナ)”の姿を見た時には、「おぉっ、も、もう来たの!??」…と、逆にちょっと2人して戸惑ってしまったくらいであった。
ルクラの空港を飛び立った後のセスナの飛行速度も思いのほか早くて、目の前の操縦席に座るパイロットの手元を見ながら「そんなに飛ばして大丈夫なの?」…と、少し不安を感じたりもしました。まだ若いパイロットだからか、後ろから見る“座り姿”にどうも余裕が感じられなくて、いかにも「一生懸命やってます。」って感じの“チカラの入り方”が、逆にこちらを心配な気分にさせたのかもしれない。だから、着陸する最後の瞬間まで、何となく身体から緊張感が抜けなかった。実際、操縦するハンドル(!?)なんかもまるでオモチャみたいな造りをしているし、『ホント、これはラジコンを動かしているみたいなもんだなぁ。』と、変に感心してしまった。そんなスリリングな“空の散歩”をへて、2人は無事にKathmanduへと帰還。…“生還”といってもいいのかもしれないな、この場合は(笑)。