15 May, 08

「CASA・KASA」

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この町にも、日本人宿が存在している。

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サンクリという、先住民族の色が強い町で旅人のための宿を始めた人物は、今は亡き「笠置華一郎氏」という日本人活動家。(4年前にここを訪れた旅人(コウジさん)によると、そのときはまだご存命だったたとのこと。)笠置さん自体、左翼活動家としての可能性を探し求めて日本を離れ、キューバで2年、その後中南米を旅しつづけ、この地に辿り着いたという事らしい。サパティスタ民族解放軍による運動など、この地が持つ先住民たちと国との諸問題の中に、彼の思想に響くものがあったということであろう。
そんなことも、今となっては本人から直接聞くことはできない。ただ、そういった理由がまずあって、だから今、この宿がここに存在しているのだということ。
宿自体はそれ程広くはないし、部屋数も多くないこじんまりとした印象の建物だが、だからといって狭いイメージはなく、ゆったりとくつろげそうな印象。書籍や旅の資料なんかも充実していて、長期旅行者には嬉しいところだ。現在ここには、アミーゴで同宿だった林夫妻やカズミちゃん・ヒロユキくんなんかが宿泊している。そんな彼らから旅の情報や近況を教えてもらいつつ、1階の共用フロアーでしばしの休息。実は、ここに来るまでにものすごい夕立に降られていて(大粒の雹もたっぷり降ってた)、雨宿り場所は確保できたものの、足元から水浸しになってしまって体が冷えてしまっていたのです。そんな冷え切った体を暖めつつ、ここで、以前から「欲しい!」と熱望していたかの有名(?)な「富永MAP」を遂に手に入れてきました。

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このマップ、ペンションアミーゴの食堂の壁に貼ってあったのを見たのが2人にとって初めての「出会い」だったのですが、その時点でその「情報の多さ」と、創り手の熱が伝わってくるような「造り込み」に魅了され、是非手に入れたいと思っていたのです。そして、そのマップを販売している数少ない場所の1つが、このサンクリの宿「CASA・KASA」なのであり、宿泊客でもないくせに、2人はこうして買いに来てしまったのである。
今回2人が購入したのは、「南米編」と「メキシコ・中米編」の2つの特大サイズのマップ。
で、でかい…。これから先の旅のプランニングに、大いに役立っていくことでしょう。

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CASA KASA屋上からの夕焼け。

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