17 June, 07

悪夢のカプリ?!

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ナポリといえば、カプリ島。青い地中海の水と照りつける灼熱の太陽。この世界的なリゾート地で、まさかこんな地獄のような事態に遭遇するとは….!?


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前日、やっとパソコンがインターネットに繋げたことをいいことに、AM2:30までずっとパソコンをしていた。結局、朝は早くなど起きれるわけもなく、カプリ島行きの船に乗ったのはAM11:00だった。まぁ、船に乗る前に市場に行って腹ごしらえをしたのも遅くなった理由だが…(ちなみに、メニューはマカロニグラタンのコロッケ、チキンライスコロッケ、揚げパン、コーラ。)
カプリ島には高速船だったこともあり45分程度で到着した。降りてすぐ、青の洞窟行きの船の乗り場があり、10€払って乗りこんだ。この船は、青の洞窟の前まで行くだけど船だそうで10~15人が乗れる屋根のない中型ボートだった。うきうきで、二人共青の洞窟へ向かった。15分で洞窟前に到着し、ここから手漕ぎの小さいボート(4人用)に乗り換えるとのことだった、しかし、海の上が大渋滞。手漕ぎの小さいボートを待つ中型ボートの数はざっと10台はいる。それに比べて手漕ぎの小さいボートは数艘。同じ船で別の外国人チームのガイドが、3時間は掛かるなって冗談めいたことを言っていたのが聞こえてきた。まさか、そんなことはないだろうと思っていた。
そうこうしているうちに、おぇ、船酔いがはじまってきた。勘弁してくれ、今日はアネロン(酔い止めの薬)持ってきてないよ、おぇ。右を向いても、左を向いても、上を向いても、遠くをみても、もう、吐き気が全快。一生懸命、レモンソルベやスプライトなど爽やかなものを連想しようとするが、どうしても、昼食べたマカロニグラタンのコロッケ、チキンライスコロッケ、揚げパンが脳裏に…。もう一時間が経つ。
でも、海の上だから船から下りることはできない。他の女の子たちもオエツをはじめた。
まだまだ、船が減る様子もない。そして、また、屋根のない船の上なので炎天下の中と来ている。横になるしかない、人のことなど気にしていられないほどだった。2時間が経っていた。逃げ場のないこの状況はまさに、悪夢、地獄でした。
本当に3時間が経ったころ手漕ぎの小船が迎えに来た。吐き気をこらえて、船に乗り換えた。限界をこえていたが、せっかくの青の洞窟だからとこらえてこらえた。
洞窟の入り口は水面から直径120センチぐらいの穴が開いていて、そこを船でくぐるのだが、波が来るとその穴がふさがってしまう。せーのって感じで穴をすり抜ける、スリル満点。いざ、中に入ると大きな空間が広がっていて、海面がきらきらと青く輝いている。なんてきれいなのだろうと手を水につけたりしたり、船頭のおっさんがオーソレミーオを歌ってくれたりで、一瞬気持ち悪さも引きかかった。隣の小船をちらりとみたら、こんなきれいな海面に嘔吐している少女が1名。気持ちはとってもわかる、けど….。
中型ボートに乗り換えて陸へ引き返す、やっとやっとやっと岸が見えてきて、陸に上がることができた。でも。さっき洞窟の中で吐いていた少女は、陸に上がった途端、倒れてしまった。気を失ってしまっているようで、呼びかけにも応えない。しばらくして救急車が来て運ばれていった。私も紙一重だったなと思いつつ…その後、しばらくトイレにこもったきりになったのでした。(ちなみに、淳さんは、酔いませんでした。)

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