
最初の滝から湖畔に沿って湖を4分の1周程移動し、そこからは湖を離れて草原の中を次の目的地へと歩き続ける。
そして、20分ほども太陽に照らされながら乾いた大地を進んでいくと、そこにまた新たな滝が姿を見せるのである。

昨日の朝、最初にこの湖を見た時と比べても、今の水際ラインは数メートルも陸側にせり出してきているのが分かる。
そんな増水の影響は目の前を落ちる滝の流量にも影響していて、その勢いがまるで違ってしまっているのには2人とも驚かされた。

キャンプ地はその前と後ろを流れのはやい川に挟まれており、昨日到着した前方の川ではなく、後ろの川の方に帰りのボートが着けられていた。
川の水は、堆積した木や葉っぱの造り出す沈殿物(タニン)が溶けこんで、まるで紅茶のような透き通った茶色をしている。

鳴り響く轟音と舞い上がる飛沫の量で表現されている以上に、その巨大さと醸し出している神秘の気配は、まさに“圧倒的”である。
あれほど巨大な「イグアスの滝」を見てきたあとでも、その迫力は全く色あせる事はない。
979mという1km近い“世界一”の落差をもち、「ANGEL」という名をつけられたその滝を目の前にして、登って来た2kmほどの山道での疲れも一気に吹き飛んでしまった。