
岬を後にした2人は、さらに島内1周ルートを先へと進む。
残るは、もうあと半周ということになるのだが、途中途中で立ちどまってはゆっくりしているものだから、気がついたら既にPM1:00 になろうかという時間である。

天気は、時間を追うごとに、というか、あっという間に好転してしまった。
さっきの灯台前を出発した途端、あんなに分厚く空を覆っていた灰色の雲がみるみる何処かへと吹き飛んで行ってしまって、その後には白い雲と青い空の広がる素晴らしく美しい世界が姿を現したのである。もちろん、海の色もさっきとはまるで違っている。

AM5:30にセットしたアラームの音が鳴るよりも早く、2人は順番にそれぞれの浅い眠りから目を覚ました。先に起きてキッチンに入っていたMは、お弁当の支度をしながら、Jが着替えて部屋から出てくるのを待つ。外はまだ暗く、端の方がようやく白み始めてきたくらいだ。