09 October, 07

「サハラ砂漠ツアー」

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昨日、一昨日と夜連続で宿の屋上から見た満天の星空の迫力に興奮してしまったせいか、それともこれから向かう砂漠への期待によるものか、とにかく2人共昨日の夜は上手く寝付く事ができなかった。
そんな眠れない夜に、砂漠という未知の世界への思いをそれぞれにめぐらせながら、今日遂に砂漠ツアー出発の日の朝を迎えた。

天気はあいにくの曇り空。スタートはPM4:00過ぎの予定だから、それまでには徐々に回復していくのではないかと淡い期待を抱いていたけど、結局その期待は期待のままで終わり…。よく言えば過ごしやすい涼やかな曇り模様の中、初めて乗るラクダの背中に2人共少し戸惑いながら「サハラ砂漠」へと出発することとなった。
ツアーは参加者4人とガイド1人という編成で、J&M以外に同宿の日本人大学生旅人2人(2ヶ月で世界一周中)が参加している。彼らももちろん砂漠初体験であり、4人共スタート直後から「砂漠」と「ラクダ」の魅力的な雰囲気にかなり興奮気味。風に舞う砂塵からカメラを守りつつ、不安定なラクダの背中からバシバシシャッターを押しまくってた。
それにしても、この「砂漠」という場が持つ独特の神秘的な響き、イメージは一体何なんだろう。この砂と空しかないシンプルな場が、数々の映画や本なんかで、時には甘美な、時には恐るべき風景として魅惑的に描かれてきている。そんな「砂漠」に対しての憧れや思い入れが、人々をこんな何もない土地へと向かわせるんだと思うけど、残念ながら、ガイドつきのラクダツアーではそういった意味での砂漠を感じられる雰囲気は全くなし。
ただ、だからといって、このツアーが退屈なワケじゃ全然ない。いや、むしろ、とっても楽しい第1日目だったと思う。空と砂とラクダと自分たち。それだけしかない世界が、とてもシンプルで気持ちイイ。
「魅惑の砂漠」は極限的な場と状況が生み出すもの(なんじゃないかと思う)。
だとすれば、そんな「魅惑の砂漠」には、出来れば今回は出会いたくないもんだなぁ。


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