08 October, 07

「3日目の正直」

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メルズーガ3日目にして、ようやく「サハラ砂漠」に第一歩を踏み出す事が出来た。
おなかの具合も少し良くなり、天気はいつも通りの大快晴。というよりも、暑い!暑過ぎる!!?
真夏に比べれば過ごし易くなってきているらしいのだけど、それでも日中はとても外を歩き続けていられない状態。そんな中で砂漠に足を踏み入れられるワケもなく、動き出したのは夕方4:00過ぎになってから。

徒歩1時間ぐらいの場所にある大きな砂丘に上から夕日がキレイに見えると聞いて、体とおなかの具合を気にしながらも、久々に「外の世界」へ歩き始めた。
砂丘は宿の屋上からも見えるくらいの大きな山になっていて、見た目にはとても近くに思えるんだけど、歩いてみるとかなりHARD WAY。そして、手前に幾重にも連なる小さな砂丘が実は存在していて、1個1個登ったり下ったりを繰り返しながら、結局到着までには1時間くらいかかってしまった。でも、その砂丘を越えていく道のりと周りの風景は、TVや映画で見た事のある、思い描いていた通りの「The砂漠」!!
砂の色と空の色のコントラストがあまりにも鮮やかで、2人共しばらく言葉を失ってしまった。砂丘の上を吹く風が運んでいく砂の動きを眺めていると、病んでいた体も疲れていた心も何もかもが全部スッキリと洗い流されていくような気がする。
夕陽は最後に雲の中へと隠れてしまったけれど、今日はこの「砂漠」に第1歩を踏み出せた事自体がとっても重要な一日だった。
体調も問題なさそうだし、明日からラクダに乗って「2泊3日サハラ砂漠ツアー」に出発する事に決定した。
砂漠の真ん中で見る星空って、一体どんななんだろう…。


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