08 October, 07

砂漠の夜。

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日が落ちて街が暗闇に包まれ始めると、そこから1個づつ星が姿を現しはじめる。
今は新月に近づいている時期なこともあり、街の灯りが消える頃には空一面に満点の星たちが…。
宿の屋上に2枚のマットを並べて敷いて、仰向けに寝転んで2人で空を見上げていると、何だか自分たちの存在自体、この宇宙の中では本当に小さな存在でしかないんだという事が感じられてくる。
星座を探すとか、そういう事すら忘れてしまうくらい圧倒的な数の星をぼんやりと眺めるこんな時間が、こういう旅に出ることの「意味」をある部分では象徴しているような気もする。
それにしても、この星空はホント、凄い!!
この街にくる夜行バスの中で夜中に目を覚ました時、窓の外に今まで見たことのない数の「光」が広がっていた。その「光」が何を意味しているのか、寝起きの頭では一瞬分からなかったくらい、その星たちの放つエネルギーは凄まじいものであった。
Fes以北では見ることの出来なかったこの素晴らしい世界、本や人から聞く話の中だけで「理解」していたその世界を、バスの中で目を覚ましたあの瞬間に、現実のモノとして身体で感じることが出来たのだとおもう。
今、目の前に広がっているこの空のそれも、色あせることなく2人にその感動を伝えてくれている。

写真でお見せできないのが残念ですが…。

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