今朝は何だかドタバタの旅立ちだった。
宿からRissaniまで行く「ベルベルバス」がAM8:30過ぎに出発すると聞いていたから、二人共AM7:00に目覚まし時計で起きて出発の準備を始めていたのだが、まだシャワーを浴び始めたくらいのAM7:15頃にノリコさんから「バスが来たわよ！！」って声が掛かった！？
ゆっくりロビーでバスを待つつもりだったのが、もう二人共大慌て。
急いで荷物のパッキングを済ませて、最後の別れの挨拶もそこそこになんとかそのバスに乗り込むことができた。

二人の旅はいつもこんな調子だけれど、また今回もかと思ったら何だか妙におかしかった。
ここを出ていく寂しさをまぎらわすには、こういう出発も良かったのかもしれないけどね。
Rissaniについてからは民営の長距離バスに乗り換えて「カスバ街道」を北へと向かい、4時間後のPM3:00にようやくTinerhirに到着した。
今日はここらで宿を探そうかと二人は考えていたんだけれど、バスで知り合ったフランス人の旅人二人がホテルを紹介してくれた事で、トドラ峡谷に近い場所まで乗り合いタクシー（グランタクシー）で移動してしまう事となった。
そして、このTAXIこそがまさに「Crazy」な代物だったのだ。
途中は両サイドにすばらしい風景がつづく見ごたえ十分な道のりだったのだが、そんな景色に見惚れる事ができないくらい、このタクシーの運ちゃんが飛ばす、飛ばす！！しかも、道路幅が1.5台分くらいしかない為、対向車が来るたびに路肩に飛び出す事になるのだが、それでもスピードだけは絶対に緩めようとしないのだ。対向車が乗用車の場合はまだいいけれど、これがバスやトラックとなると、もう目を開けていられない状態。ヤバイっ！と思って目をそらすのだけど、不思議といつも無事にすれ違っている。「深夜特急」に出てくるバスのチキンレースほどじゃないかもしれないけど、今日の運ちゃんのTAXIも相当「CRAZY」だっと思うよ。