「滝の源」

滝のまわりをぐるりと一周して、様々な角度から膨大な量の水が流れ落ちる様子を眺めていくにつけ、これだけの水がこの乾いた土地の一体どこから沸いてくるのかととても不思議に思えてくる。
二人がこの国に滞在していた1ヶ月半の間に、本格的に雨が降ったのはFesにいた時の一回のみ。どこに行っても土は乾いた赤色をしており、町中埃っぽいことこの上ない。そんな「Morocco」の中にあって、この滝を流れる水の量とその姿の見事さは一体どうした事だろう…。
休憩の為に入ったカフェのマスターにその事を聞いてみたところ、この川の源流、つまり、この水が湧き出している場所がここから3km程の所にあるから、良かったら行ってみるかと提案された。滝に落ちる時点では茶色く濁っている水の色も、そこでは周りの木々の緑色に染まった透き通る色の「ミネラルウォーター」であるらしい。
その場所に興味を持った二人は早速そのマスターにガイドを手配してもらい、片道1時間半の道のりを「湧き水」目指して歩き始めた。
