January 15, 2012

アフリカ料理、試食会!!

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以前に、1度作ったアフリカのジンバブエの料理『チキンのトマト煮とムリオ サザ添え』を
福富書房のお友達の方々とみんなで食べようの会を開きました。

ちなみに、
前回の『チキンのトマト煮とムリオ サザ添え』はこちら

この料理は、アフリカ•ジンバブエで教えてもらいました。
アフリカの楽器『ムビラ」を習う為にジンバブエのマコニという村に
1週間ほどホームステイをしました。マコニ村の滞在させてもらったお家は、
南アフリカのケープタウンで、偶然同宿だった日本人のムビラ奏者の方に
運良く教えてもらいました。旅は、ラッキーな出会いがあるのがいいですね。

紹介してもらったガリカイさんというムビラプレーヤーは、
ジンバブエではトップクラスのプレーヤーだと聞いていたので楽しみに行ったのですが、
残念ながら、ガリカイさんはアメリカに出張中!!でした。
なので、実際教えてくれたのは、ガリカイさんの息子さんやお弟子さんたちでした。

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これが今回お世話になった、お家の入口です。

マコニ村でのホームステイでは、まさに共同生活といった感じで、
ムビラを教えてもらう合間に、水汲みや炊事などを手伝ったり、
お買物や教会に一緒にいったりなど、現地の人の生活に解け込むような体験ができました。

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広場に買物につれていってもらいました。

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村では、古い車や壊れた車も修理して使っています。
新車はまず見ません、首都のハラレではみますけど。

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自分たちのお部屋もちゃんと用意してくれました。
窓の近くにはモノを置かないように言われました。
夜、手が出てくるそうです...リアル泥棒の。

ここの滞在費用は、無料。ただで泊めてもらっているんです。
その代わり、食事代は家族全員分、私たちが出します。
家族はだいたい12人。大家族だから食費が膨大になるのではと思いますが、
実際は、全員分の材料を買っても4ドルから5ドルでことが足りてしまうのです。
ビックリ、さすが、アフリカ。

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これは、朝食の風景。パンとバター、紅茶、たまにアボカド。
桶に切ったパンを山積みにして朝食の準備は完了。

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これがムビラです。
昔は、精霊を呼び出すのに使っていた楽器だそうです。
いまでも、国の儀式のときなんかにガリカイさんは呼ばれるそうです。

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みんなでムビラを作っているところ。

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小さい頃から、ムビラで遊ぶ子供たちは結構上手い。

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私は、ガリカイさんの親戚の女の子とも、頑張って練習を重ねました。

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最後の日、バスが出るところまで車で送ってくれるようで、準備中。
走り出しはまず、手の空いている人たちが、後ろから押して走ります。
少しするとエンジンがかかって、無事出発。

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よく見ると、フロントガラスバリバリに割れてますが、
車は走る為にあるのであって、見えりゃいいんですよ、前が見えりゃ。
と、楽しい1週間の滞在となりました。


<材料>

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前回、サザ(ウガリ)の材料としてコンスターチを使い、なかなか固まらず
大パニックになってしまって泣いしまうという事態発生しましたので、
今回は、アフリカ人も通うという上野 アメ横 カワチヤ 輸入食品に、サザ(ウガリ)のもと、
ホワイトコーンミールを買いに行きました。実際、お店には黒人の方もちらほら。
お店の人も、ウガリを作りたいといったら、ぽーんと商品を出してくれたので、心強し。

今回は8人分です。

<チキントマト煮込み>
•チキン(骨付き)600g

•トマト5個
•
油 適量

•水(200cc)
•塩 適量
•
ムリオ(今回は小松菜を使用)5把

<サザ(ウガリ)>
•
水

•トウモロコシの粉(今回はホワイトコーンミールを使用)


さっそく、調理スタート。

----- チキントマト煮込み -----

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1 チキンを鍋に並べます。

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2 水を加え、中火にかけて煮ます。

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3 トマトを刻んで、1センチ角ぐらいにします。

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4 チキンに火が通ってきたら、煮汁を取り出します。

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5 鍋に残ったチキンに油を加えて軽く炒め、そこに刻んだトマトを加えます。

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6 少しかき混ぜて、煮ます。

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7 トマトが煮えてきたら、汁が具ひたひたになるぐらいになっているか確認し、
  多ければお玉で取り出して量を調節する。(そのままでも美味しいとは思うけどね。)

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8 先ほど取り出した煮汁を半分だけ鍋に戻し、さらに煮込みます。

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9 味を見て、塩を加えます。

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10 小松菜を良く洗います。

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11 小松菜をみじん切りにします。

ちなみに、アフリカではまな板がないので、このように手で野菜を握って切っていました。

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12 先程とは違う鍋を用意し、油を多めに入れて熱します。

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13 みじん切りにした小松菜を加えて、炒めます。

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14 半分残った煮汁を加えます。

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15 小松菜がやらかくなったら、塩を加えて味を整えます。

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16 サザをつくります。また違う鍋にお湯を沸かし(500ccぐらい)、
   ホワイトコーンミールを加えて行きます。

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17 すぐに全力でかき混ぜます。

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だまが出来ますが、頑張って混ぜてなくしましょう。

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18 ホワイトコーンミールの粉っぽさが無くなってきて
   纏まってきたら完成です。

<試食タイム>

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まずは、アフリカっぽく、桶と水を用意してみんなに手を洗ってもらいます。
もちろん、箸やフォークを使わず手で食べてもらいます。

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アフリカということで、マサイ族の村で買ってきた布を敷いてピクニックぽくしてみました。

私の感想としては、前回のコンスターチよりもサザがちょっと苦めだったかなと思いますが、
煮込みの方はシンプルで現地の味に近いなって思いました。
汁をたっぷりつけると美味しく頂けたと思いますが、
みなさま、どうだったでしょうか?

Posted by momoe at 9:04 PM | Comments (0)

January 7, 2012

タジン鍋を使わずにタジンを作って喰らうの回。

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今回は、モロッコタジンをタジン鍋無しでつくりました。

はじめは、タジン鍋を探していたのですが、
モロッコで見かけたようなタイプで、
すてきな素材でカタチのものは
なかなか見つけられず、見つけてもお値段が...高かった。
なので、今回はルクルーゼの鍋で、
タジン風の煮込み料理をつくりました。


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これは、街のお土産やさん。
レストランで食べるときのタジン鍋は装飾も無くシンプルなので、
ちょっと違いますが、お土産用に売られているタジン鍋は少年の足下あたりのものが主流かな。アラベスク柄などがド派手で、とてもインパクトあります。


モロッコのタジンには、タジンベジタブル、タジンチキン、タジンコフタ(肉団子)など、色んな種類があります。

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これは、シェフシャウエンで食べたタジンチキンとタジンコフタです。
タジンが出来上がっているときは、レストランのタジン鍋のふたの上に
トマトや野菜が載せられていて、出来てますアピールするお店もあります。
おなかが減ったらそれを合図にレストランに飛びば、すぐ食べられます。

基本、何処のも美味しいんですが、エッサウィアに向かう途中の街、
アルジャジーダのホテルの目の前の、なんてことなさそうなレストランの
タジンがいままで食べた中でBESTな味でした。
そういう時に限って、写真撮ってないんですよねぇ。
おなかがすいちゃっていたんでしょうね。

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タジンだけじゃなく、カタツムリもおいしいですよ。
これは、マラケシュのフナ広場のカタツムリ屋。
お椀に10個ぐらいとスープを入れてくれます。
だしが出ていて、とっても美味。
ヤミツキになりそうな味ですが、
お昼に市場で売っている生きたカタツムリを見ると、ゲンナリします...。

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フナ広場は夕方から夜に行くと熱気に包まれていて、いくら見ていても飽きません。
とにかく、雰囲気がたまりません。
夕方から準備が始まって、夜には凄い人出になります。
食べ物の露天だけでなく、蛇使いとか、歯抜いてあげますよ屋だったり、
子供向けのゲームの露天とかいろいろでて、面白いんです。
ご飯に関しては、露天より広場に面しているレストランが
タジンとかは安くておいしかったな。

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モロッコは、街をぷらぷらするのもかなり楽しい。
でも、一度欲しそうにすると商売上手のイスラム教徒は
値段交渉してくるので、要注意なときもありますけど。

街を歩く時、女性は半袖なんかで歩いちゃいけないんですけど、
観光客ということで、私は歩いちゃってましたぁ。

イスラム圏では、アザーンというイスラム教のお祈りが1日に5回(かな?)、
スピーカーから流れてきます。これを聞くと、なんかしらないけど、私は落ち着くんです。
そして、夕方のお祈りが聞こえた後は、夕飯食べ行こうっていう感じになるので、
私たちにとってパブロフの犬的な合図の要素もありました。

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モロッコは、アラビア語とフランス語を使うので、コミュニケーションは難しいですが、
なんとか買物もできます。特に、食べ物になると熱心になります。
これは、ザクロを買っているところ。
モロッコのザクロってほんとおいしいんです。
日本ではあまり見ないし、あっても高いけど、モロッコにはいっぱいあって、
おやつ代わりに買ってました。女性の健康にもいいらしいし。
今、気付いたけど隣にいる人、マイクタイソンみたいだったし。

モロッコの旅についてはこちら


ではでは、早速、料理開始です!!


〈材料〉


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牛肉 400g
ジャガイモ 1個半
人参 1本
トマト 1個
パプリカ 3色半分ずつ
タマネギ 1個
オリーブ 10〜12個
ニンニク 1片

ガーリックパウダー 少々
ジンジャーパウダー 少々
クミン 少々
サフラン
モロッコ塩 少々
胡椒 少々

イタリアンパセリ 適宜


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お肉たっぷりで美味しそう!!

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ひろしさんの家の前で採れたゆずで作ったゆず茶を頂きながら、調理スタート!


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お肉を一口大に切ります。


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半分のタマネギをスライスします。


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オリーブオイル200mlを計ります。
結構たくさん使います。


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タマネギは水にさらしときます。

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オリーブオイルと皮を剥いて芽を取ったニンニクを
鍋で熱して、そこに牛肉を加えます。

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焦げないように気をつけます。

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タマネギを鍋にくわえます。

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タマネギ半分なので、これぐらいの量。

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かき回して、火を通します。

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10
ジャガイモの皮をむきます。

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スケッチブックの殴り描き。

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炒めたものに、モロッコ塩を加える。

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12
ガーリックパウダー、ジンジャーパウダー、クミンなどの調味料を加える。

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13
具によく調味料が行き渡るように、混ぜる。

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14
弱火にする。

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15
人参を縦長に切る。

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16
人参と縦長に切ったジャガイモ半分分をこのように並べる。

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17
残りの半分のタマネギを真ん中に載せる。

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18
その上から、残りのジャガイモを載せる。

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19
パプリカを並べる。

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3色のパプリカを使うと見栄えがぐっと良くなります。

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21
オリーブを半分に切ります。

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22
鍋にオリーブをいれます。

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23
スライスして、半分にしたトマトをパプリカの上に並べ、
上に、サフランをいれます。

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24
胡椒をを回しかける。

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フタをして、1時間煮込む。

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26
途中で、イタリアンパセリを加える。
パクチーに似てるけど、パセリです。

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途中で様子を見ながら煮ます。

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パンを切っておきます。

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1時間後完成

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パンと一緒に、いただきます。

ルクルーゼはホントなにかと活躍!!
重いのでちょっとという人も結構いますが、
入れてフタするだけで色んなもの作れちゃうし、
鍋のままテーブルに持って行けるのが、とってもステキです。


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シンプルな味つけなのにおいしい。
あっという間に完食。

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食後は、おはぎを頂きましたぁ。

Posted by momoe at 9:23 AM | Comments (0)