今回の料理は、ハンガリーの代表的な食べ物『グヤーシュ』というシチューです。
グヤーシュ はハンガリー起源のシチュー料理で、牛肉とタマネギ、パプリカなどを入れて作ります。
そんで、現地で食べたグヤーシュの一つはこちら↓↓↓
本当は、もっと本格的なものがレストランで食べれるらしかったですが、
知ってのとおり、貧乏旅行ゆえ、マーケットの上にある簡易食堂にて。
マーケットの中をちょっとご紹介します。
こんな感じで天井がすごく高くて広々としています。
ここの2階にあった食堂で、グヤーシュをいただきました。
メルボルンやバルセロナにもこんな感じで広い市場がありますが、
どこにいってもこんなところで買い物する生活って素敵だなって思っちゃう。
日本のスーパーが味気なく感じてしまう瞬間ですね。
そこいらに座っているだけで、様になるおじいちゃんとおばあちゃん。
いつもどおり宿を決めずにブダペストの駅に着いたんですが、
無謀にも(その時は平気だったけど、今考えるとね)、
駅のホームに来ていた客引きのおじさんに付いていってあっという間に宿が決まりました。
ラッキーだったのか、これが普通なのか、
おじさんが連れて行ってくれたのは、マンションのひと物件で、
ベッドルーム、キッチンダイニング、リビング、風呂、トイレがついたお部屋でした。
これがお家の入り口。
鍵を渡されて、好きにつかっていいよと、おじさんは去って行きました。
値段もお手頃だった気がしたなぁ。
お部屋からはこんな感じで、おばさんたちがベランダで話をしていて、素敵な感じ。
そうそう、ブダペストといえば温泉も有名ですね。ぬるいお湯でしたが、プール感覚で楽しめます。
こんな建物の中とお庭部分が温泉なのがすごいです。
駅前とかにある、スタンド的軽食屋も美味しかった。
なんて書いてあるのか分からなかったけど、
適当に指を指して食べたいものにありつけました。
ジャンクですね。でもすごく美味しく感じる~。
ジャンクと言えば、マックのポテトについてるのは塩じゃなくて
化学調味料(ステビア?!)らしいですよ。
病みつきになるような魔法の粉を掛けているらしいです。
怖いけど、美味しいから、食べちゃいますよね。
さてさて、調理に取りかかるとしましょう。
< 材料 >
・シチュー
牛すね肉 500g
ジャガイモ 500g
タマネギ 1個
ニンジン 1本
ニンニク 1片
ラード 15g
ベーコン 45g
セロリの葉 1本
キャラウェイシード 小1
パプリカパウダー 大1
イエローパプリカ 小1
トマト 小1
塩 少々
水 適量
作る前からなんだかおいしそうですね。
・チペトケ(中に入れる小さいパスタ)
実は現地では食べなかったんですが、
チペトケは、簡単にできてシチューに良く合うという噂を聞きました。
なので、これも作ってみることにしました。
小麦粉 160g
卵 2個
塩 少々
< 調理 >
1
ベーコンを1センチ幅に切ります。
今日は、エプロンを忘れました。
2
タマネギを荒みじんにします。
フードプロセッサーでやりました。
便利だなほんと、このフードプロセッサー。
クイジナートのこのサイズのフードプロセッサーは、
キッチンに置いても幅を取らないし、お手入れも簡単で
おすすめですね。
まな板でトントンやるのもオツなんですがね…。
3
牛すね肉を1.5~2cm角に切る。
4
トマトとパプリカをざく切りにする。
5
セロリの葉をよく洗って、
ぐるぐる、ぐるぐる、糸で縛る。
こんな感じで完成。
6
ニンニクはすりおろしておく。
7
深めの鍋にラードと切ったベーコンを入れて、
油を溶かす感じで炒めていく。
8
キャラウェイシードとタマネギを入れて、黄金色になるまで炒める。
9
黄金色になったら、鍋を火からおろしてパプリカパウダー加える。
10
火に戻して牛すね肉を加えて炒める。
お肉たっぷりでおいしそう。
11
牛すね肉に火が通ってきたら、トマト、イエローパプリカ、
ニンニク、セロリの葉を加えて、ひたひたぐらいに水を入れる。
1時間半煮る。水が減ってきたら、たしながら煮ます。
12
余ったセロリの茎を切って、つまみ食いをする。
13
ジャガイモ、ニンジンを1センチ角に切る。
煮込んでる間にチペトケの準備をします。
14
小麦粉に卵を入れて良く混ぜ合わせます。
手でやると、ベトベト付いて仕舞いますが、
ある程度まとめたら、一度手を洗い、
小麦を手につけて練ると手に突きません。
とはいえ、グヤーシュの事も忘れずに、
焦げないように、水を加えつつしてください。
15
打ち粉をしながら、伸ばしていきます。
1mmの厚さにするようにがんばります。
16
1時間経った辺りで、切っておいたジャガイモとニンジンを鍋に入れます。
私はジャガイモを入れ過ぎてしまいましたので、皆さんは
注意してください。500g全部入れなくていいようです。
17
その鍋に、練ったチペトケを小指の先ぐらいにちぎって
投入していきます。
18
最後に、セロリの葉を取り出します。
チペトケをたくさん入れ過ぎると、汁が無くなるので注意してください。
これも様子をみて加えていく事にしてください。
私は、汁が少なくなっちゃいました。
19
1時間半経ったら完成。
< 感想 >
再現という意味では、ちょっと汁がドロドロになってしまって違う感じになっちゃったけど、
味としては日本で食べたやつのが美味しいと
夫(じゅんさん)がいっていたので、成功ということで!!
パチパチ、パチパチ。
< デザート >
今日はテオブロマのベリー入りのチョコレートケーキ。
ベリーがこんなにキレイな断面で切れているのはなぜなの?
凍っていたの?後から入れたの?不思議です。
今回の料理は、実はドイツで食べた料理ではないんです。
イタリアのバッサーノというところに住んでいる友人・テッピーを
訪ねたときに、テッピーの会社の同僚・クリストフさん(ドイツ人)が
ホームパーティーで作ってくれた料理でした。
初めて食べるクヌーデルの風貌に、なんだこのでっかい団子は?
食べた感触も、いったいこのモチモチっとしたものは?なんでできているんだ?
という、疑問だらけ。
でも、ホワイトソースが掛かった巨大な団子はとってもおいしかったんです。
ニョッキのような感じというか、う~ん、たべたことないなぁって感じ。
一度しか、食べてないけど忘れられなったので、
今回トライしみようということになりました。
ちなみに、バッサーノはこんなところ。
川が流れていて、日暮れ間近の町が素敵でした。
バッサーノの街中で買った本場のパニー二(?)。
チーズとハムとパンが絶妙なコンビネーション。
テッピーからピザのご馳走を頂きました(嬉)。
それと、このカッコいいパッケージのお菓子。
ラムネのような感じだけど、味は...ハッカのような..。
とにかく、ありがとう。
〈材料やレシピのサーチ〉
クヌーデルの準備をと思い、本屋にいってドイツ料理を探してみたけど、
タイ料理やモロッコ料理、ベトナム料理、韓国料理はたくさんあるのに、
ドイツ料理の本て、意外と見つからない。
海外で日本に料理の本がすしの本しか売っていない見たいなもんだと
思うけど、これでは準備ができないので、ネットで探してみることにしました。
「クックパッド」と「EURO KITCHEN 在欧州私の台所」を参考にしました。
ただ、私たちがドイツ人に作ってもらったクヌーデルはホワイトソースが
掛かっていたのに、調べてでてくるやつは、トマトっぽいソースが多かったので、
そこは適度にアレンジして作ることにしました。
材料は、どこでも揃うものばかりで安心。
それと、この料理はヨーロッパの料理はもう完成された料理なので、
基本さえちゃんと抑えれば、おいしくできそうな安心感はありますが、
さてさて、どうなることやら。
作ってみましょう。
< 準備 >
〈巨大だんごの方〉
ジャガイモ(大) 2個 → 茹でる用
ジャガイモ(大) 3個 → 生で使う用
小麦粉 100gぐらい
塩 10gぐらい
水 フードプロセッサー用
〈ソース〉
生クリーム 200ml
しめじ 100g
マッシュルーム 5個
玉ねぎ 1個
バター 30g
ベーコン 120g
〈 調理 〉
1
ジャガイモ(大)2個を皮ごと、水からゆでる。
2
茹ったら皮をむいて、よく冷ましておく。
よく冷まさないとうまくいかないらしいのでご注意を。
前日に茹でておいたりするといいかも。
生のジャガイモをゴシゴシ洗います。
3
生のジャガイモ(大)4個の皮をむいて、小さく切る。
ついに、フードプロセッサーを出動させました。
4年ぶりに使うのちょっと心配だったけど、ちゃんと動きました。
4
フードプロセッサーでおから状になるぐらいの硬さにする。
(水を少し入れると回りやすくなります。)
なんかピンク色になりました。これをボールにあけます。
5
布で4のおから上のものを漉して、水をよく切ります。
この時、絞った水は捨てずにボールにとっておきます。
プロセッサーの表面にこびりついたのも越してとっておきます。
濾したもの、オバケのようなカタチになりました(笑)。
6
水をしっかり切ったおから状のジャガイモの量を図る。
このときは、オバケ2つで320gでした。
7
あらかじめ茹でて冷ましてあった2のジャガイモをおからと
同量用意する。(つまり、320gですね。)
8
おからのジャガイモと茹でたジャガイモを混ぜ合わせる。
漉したときの水の上澄みを捨てて、底に沈んでいる澱粉をすくい出して、8に混ぜます。
9
全体の10%の小麦粉を用意します。ここでは64g。
さらに、全体の1%の塩も用意する。6.4g。
10
この2つを8に混ぜ合わせる。
11
9を80gずつに分けて、丸めて団子状にしていく。
手に水を付けると丸めやすい。
12
塩を少し入れた沸騰したお湯に10の団子を入れていく。
すぐに弱火にして、沸騰する直前の火加減にする。
13
10分ほどで、団子が浮かび上がってきます。
そこから40分茹でます。
茹でている間に、ソースの準備をします。
14
玉ねぎとマッシュルームをスライス、ベーコンを細切り、
しめじは石付きをとり細かく分けておく。
15
バターをフライパンで熱し、玉ねぎのスライス炒める。
16
ベーコン、きのこ類を加えて、炒める。
17
塩コショウ、ナツメグを少々加えて味を調える。
18
生クリームを加えて、
とろとろしてきたら火を止める。
(お好みで、チーズを少し入れるとおいしいです。)
19
40分後、茹った団子を皿に盛り、20のソースを掛けて完成。
早速、試食!!
中はこんな風になっていました。みっちりしています。
完食です!!おいしかったってことかな!!
本日のデザート、豆大福。
< 感想 >
結構、好評でしたね。
ダンゴは、クリスさんが作ってくれたものより
小さめにしたので、食べやすかったのと、
作るのにかなり時間が掛かったので、
空腹が美味しさを増幅させてくれましたね。
これは、他のソースやシチューにも絶対あいますね。
っていうか、付け合わせのパンみたいな使い方が
本当のクヌーデルなんだと思います。
ちょっと、変わった料理ですが、是非お試しあれ。おいしいですよ。